業務用エアコンは耐用年数が高く、場合によっては24時間稼働をしております。工場や倉庫などでは室内の気温を一定にしておかなければならない場合もあり、3交代制で業務を行っている場合には365日のほとんどが稼働日になっていることも珍しいことではありません。吸い込み口に汚れや埃が付着するので定期的な清掃と、フィン部分の汚れを落として冷媒の圧力を確かめる必要があります。酷使する状況だからこそメンテナンスに力を入れて、故障しないように使わなければいけません。
工場などに取付けられるエアコンのタイプは壁際に置かれる据え置き型のシェアが多く、高い性能と耐久性がありメンテナンス性も良いことがメリットです。冷暖房の効率が良いために高出力ではあるものの、総合的には省エネルギーに寄与する効率性を持っております。取付け場所によっては導線を遮ってしまったり、通風孔からの風が直接当たることになるので、場合によっては上方向からの吹き出しタイプなどを選択した方が良いこともあるのです。業務用のエアコンはスポットクーラーのように、エアコンが使えないほど広い空間や開放型の倉庫などで、個人利用のために使うタイプもあります。
また移動型で小さなパーテーションを使い、排気ダクトとセットで使うユニット型もあるのです。用途に応じて業務用取付タイプと、こうした移動型のモデルを使い分ければ従業員の熱中症対策に有効になります。空気が乾燥している時には扇風機を併用することも、熱中症対策には効力を発揮してくれるのです。