業務用エアコンを導入するためには取付工事が不可欠となりますが、その流れは新規で取り付ける場合と、新しいものに交換する場合で若干異なります。業務用エアコンを新規で導入する場合、まず搬入経路と作業スペースの確保が行われ、安全に作業できるスペースが確保できたら養生を行うのが一般的です。次に、室内機と室外機を所定の場所に運んだ上で取付工事が行われます。室内機および室外機の取り付けが無事に完了したら、配管工事・溶接・ラッキング・電気工事といった作業に移行します。
そして、化粧パネルやリモコンなどを取り付けた上で、配管内を真空状態にする真空引きという作業を実施し、気密試験を行います。試運転を行って正常に動作することを確認したら工事自体は終了で、後は養生を片付けるとともに清掃を行ったらすべて完了です。また、既存のエアコンを新しいものへと交換する場合は、室内機と室外機を設置する前に既存のエアコンから冷媒ガスを回収するという作業が必要です。冷媒ガスの回収が済んだら、既存の室内機と室外機を取り外します。
既存の室内機と室外機を取り外した後は、新規取付時と同じ手順で工事が進められます。なお、業務用エアコンの取付工事にかかる時間は、現場の状況や室内機のタイプなどによって変動しますが、一般的には1台あたり6~8時間ほどかかります。ただし、場合によってはスケジュール通りに進まないこともあるので、取付工事はスケジュールに余裕がある日に依頼することが大切です。業務用エアコンの取付のことならこちら